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TFスタジオシリーズ スラージ [TF劇場映画版]

観て来ました「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」。
カリスマとして祭り上げられた偶像と、
祭り上げた側との歪みを描く哀しいお話。
「精神科医がジョーカーの狂気に浸食されてハーレイになる」みたいな
単純なものではないだろうと思っていたとおり今作もまた衝撃的な内容で、
賛否両論なのは実際に観てなるほどと分かりましたが、
ワタシ的には刺さる映画でした。結構前作よりも好みかも。
(否派の「期待していたものと違うから拒絶する」的な反応は
劇中の話とリンクするので、もしかすると狙ってやっている…?)

あ、物語に引っ張られてしまいがちな方は、どうぞご注意を…
とかこっそり思いつつ、さて今回は

TFスタジオシリーズ スラージ ですよ。

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劇場版トランスフォーマー作品から展開する
「TFスタジオシリーズ」の中でも特に86年公開の
アニメ作品「トランスフォーマー ザ・ムービー」に
焦点を当てたライン、通称「86シリーズ」にて発売された
(のは2022年8月)ダイノボットのひとりスラージ。

これまでの86ダイノボットにはコアクラスサイズの
ミニフィギュアが付属していましたが、
以降はなくなりましたね。

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初代アニメ「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー」から
登場しているオートボット/サイバトロンのダイノボット部隊のひとりで、
グリムロックとスラッグの3名が初期メンバーでした。

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大まかなシルエットはG1のものを踏襲しつつ、
全身にわたり細かなモールドが施されて
今風にブラッシュアップした見た目。

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リーダークラスで全高約20.5cmで、
他の二人と並べても当然のようにしっくり来るサイズ感。
オーソドックスな大きさであるデラックスクラスのカーロボット系
(写真は代表して開発元でもあるホイルジャック)と比べるとこれくらいの差。

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細部をまずは頭から。厳ついフェイスが実にダイノボットらしい頭部。
付け根でロールし、変形都合で根元のパネルが上方向へ動くので
多少シルエットは崩れますがちょっとだけ頭を上げられます。

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腕部。肩は前後左右へ問題なく可動。
前後可動にはクリックが効いています。
上腕部でロールさせられ(ただし、かなり固め)、
ヒジは二重関節でぐっと深く曲げられます。
手首もしっかりとロール。

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手首と言えば変形時には前腕奥に畳む構造なのですが、
ありがちな空洞が無い造りをスラッグから継承。
ココ開発の拘りを感じさせる部位に思えたり。

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胴体は腰が回せますが、そのままだと背負い物が干渉するので、
都度調整してあげると吉。そんな腰裏には3mmジョイント。

股関節は前後左右に可動。前後可動にはクリックが効いているのですが、
左右の可動はピン止め処理でココが緩みがち。個体差もありましょうが、
脚周りがふらつくーと言う報告は発売直後からよく見かけましたねー。

腿上部でロールしつつ、ヒザは90度曲げられ、足首は内側に倒れます。

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ブロント首がいまいちロックされない、
左右のガワ(ウイング)が腕に干渉しがち
(ココはロックを外して後方へ逃がすことで対応可)など、
背負い物一帯はそれなりにケアが必要だったりしますね。

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武器として銃が付属。ぶっとい筒状のバレルが無骨で宜しい♪

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本体の5mmジョイントが意外と少ない&使い勝手の悪い箇所にあって、
一番しっくりくる銃のマウント箇所は背中の首に開いたネジ穴でした(笑)

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銃口には他から拝借したTFエフェクトパーツなどを取り付けられます。

ポージングの際には足回りの関節の弱さが影響しがちで、
腰裏の3mmジョイントを介してのスタンドを
併用してあげると多少は扱いやすいかも。

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ロボットモード最後はこれまでのダイノボットを並べて。
良い並びであります♪

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トランスフォームしてダイノモードはメカ恐竜。
中でもスラージはブロントサウルスに変形。
レトロな雰囲気も相まって昔ながらに
ブロントザウルスと呼びそうに(笑)

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全高は低いものの、前後にはそれなりの長さ。
四脚の脚はしっかりとした造りで保持力は充分。

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アクセントのシルバーが効いています。

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で、ひとしきりぱっと見の雰囲気できゃっきゃした後、
不意に気になり出すのが腹部からはみ出した
ロボットつま先(笑)

つま先の目の前に空洞が空いているので、
そこめがけて収納してくれても良かったのに、
…などとワタシたちが思うようなことは
開発時には百も承知でしたでしょうし、
何やら都合があったのでしょう、
おそらく(大人の都合的な)

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さいわいココには武器を取り付けられるので、
こうしてしまえば左程気にはならいかと。

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こちらのモードでも細部を。

頭部は元デザインのシンプルさを上手い具合に立体化。
口は開閉し、首はパーツ分割された箇所から回せます。

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口中にはピンが設けられ、TFエフェクトパーツなどを使うことも。

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胴体は首元が上下できる程度で、あとは固定。
脚はそれぞれ根元をはじめ可動部が数か所ありはしますが、
大きなポーズを取らせるのは苦手。とは言え、
モチーフがモチーフなので気にならずー。

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足回りが原因で多少ふら付いていたロボットモードと比べると
かなりしっかりとした感触のダイノモードで、
ずっしりごろんとした体躯を堪能出来ます♪

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ダイノモードでも3人で。立ち位置で誤魔化せていますが、
実は今回のスラージはイメージよりちょっと小さめ。

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最後はスタジオシリーズお馴染みの台座にもなる内箱。

絵柄はこれまでのダイノボット3人同一で
惑星クインテッサでの場面を切り取ったもの。

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と言うわけで TFスタジオシリーズ スラージ でした。

大きくてボリューミィな一体でぱっと見の印象は好感触。
しかしながらロボットモード時に関節部が重さに
負けがちな個所があり(主に股関節)、
ちょっと扱いにくさを感じたり。
飾る際には素立ち派だったり、
ダイノモード可愛いから許す派なら
許容出来ましょうが(ワタシ含む、笑)、
がしがしアクションさせたい方は評価が違ってきそうなかーと。

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メガ「大活躍だねっ…シャークトロン♪」
スラージ「…そっち!?…」


おまけ

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木陰から視線を感じると思ったら…

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コメント 2

ばん

NTさん、乙です(*'ω'*)

恐竜シリーズ、渋くて良いですね。
ブロントサウルスなんて超懐かしいです。
いや、別に私もジュラ紀から生きてるわけじゃありませんが?
最初、ロボットモードを見た限りではなんとなく丸そうだな、とは思いましたが、まさかブロントサウルスに変形するとは予想外でした。予備知識や先入観がない分、変形前と変形後の落差?にはいつも驚かされます。
(*´∇`*)
by ばん (2024-10-21 20:18) 

NT

■ばんさん■
思えば昭和の頃はメカ恐竜だのメカ昆虫だのが登場する作品に溢れていた気がしますねー(*'ω'*)

「コレ(ロボット)がソレになるの!?」と驚いて欲しいので、
ウチのブログの変形ネタはロボを先にしがちであります
(たぶんTF的にはビークル→ロボの方が多数派…な気がする)

逆に「ビーストボックス」は変形先がキューブで共通なのがミソだから、
キューブ→オルトモードの順で「コレがソレにっ」感を出していたりも。
by NT (2024-10-21 21:06) 

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